『超DOME TOUR 二十祭』が先週の月曜日に無事終わりました。
オーラスから一週間が経った今もSNSには公演に関する感想や思い出の言葉が散見されて、でもそれは終わって寂しいとか…もちろんそういう気持ちもあるんだろうけど、本当に皆それぞれにあの素晴らしかった公演の余韻を御堂筋線の写真と共に延々と振り返りつつ、楽しんでいる感じ。
そんな公演なんて正直今までに無かった気がするから、それだけあのツアーが素晴らしかったということ。
福岡も東京も大阪もそれぞれに他に代え難い良さがあった。ので、公演後にメモしたものとSNSに載せたものを元にまだ記憶が新鮮なうちにまとめてみようというと。
多分、その人の背景によってあれを見て思ったり感じたものは違うと思うので、飽くまでも自分のための記録。
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【2024年12月7日/福岡/PayPayドーム】
初日。開演1時間前くらいに入って、開演を待った。
メインステージにはビル群のような映像が。時間の経過と共に、そのビルの間をエイトくんやエイトレンジャーやらが飛び交う。開演前から、謎にノスタルジーを刺激されたのであった。
20分前からモニターでカウントダウンが始まった。
以前にもあった演出とはいえ、同行者と「こんなことをしたら何があっても絶対に開演時間を遅らせられない!怖い!」とお互いに社会人の顔をしながら話していた。
カウントがゼロになり、落ちる照明。上がる歓声。
モニターには十八祭のコンセプトであったエイトレインの映像が。お前まだ走っとったんか…!
1ヶ月前までやっていたアリーナツアーのコンセプトが”1000年後から来た未来のヒーロー”だったんだけど、そんな彼らのコールドスリープを解除するところからオープニングがスタート。
途中解除後の様子として誰かの顔がインサートされてたんだけど、初日は勿論最後までどれが誰か分からなかった。
印象的だったのが、OP映像から1曲目に入る流れがとてもスムーズでいつの間にか本編が始まっていたというか、OP映像と目の前の光景が地続きな感じがして、そこにとてもグッときた。
1曲目はまあ流石に『浪花いろは節』だろ〜と思っていて、実際にいろは節だったのだけれど、あの最初から最後までほぼほぼ渋谷すばる(たまに亮内)(さらにたまに山田)といったあの曲を!5人で!いったいどうするんだろう…とドキドキしながら見守っていたところ、Aメロの途中で突然歌が聞こえなくなった。
モニターを見ると、ヨコが後ろを向いて歌えなくなっていた。
え、初っ端から…?と若干動揺する客。そのあとは気を持ち直して歌っていたけれど、その後も観客を指して度々「かけつけてくれた」っていう表現をしていたし、福岡のチケットは公演日直前まで一般のチケットが残っていたことなんかをヨコも知っていて、でも最終的に上の方まで満員だった客席を見て、込み上げてきてしまったのかなと思ったりした。
いろんな人が言っているけれど、オープニングの衣装が本当に!本当に!!素晴らしかったのです!!!
喧しさや派手さはあるけど(北九州の)成人程度では醸し出せない大人っぽさや色気もあって、何よりこの記念すべき20周年ツアーの幕開けに相応しい華やかさと目出度さで、あの衣装に着られることなくちゃんと着こなすことができるアイドルは、エイト以外にいないだろうと思う。
その衣装のまま『NOROSHI』を歌いだす。
メインステージの高い場所から登場した彼らが、歌いながらゴンドラでゆっくりと下に降りてくる。
初日、ゴンドラが全て降り切ってから漸くメインステージ上のモニターに何か文字が書いてあることに気づいたのだけれど、一瞬本気で見間違いかと思ってしまった。というのも、初日は一塁側のサイドステージ近くでメインモニターを正面から見られる位置ではなかったので、横からだとそれが若干歪んで見えたから。
でも、メインステージを捉えている別モニターを改めて見て、本当に見間違いではなく「関ジャニ∞」と書いてあることを確認して、流石に鉄の涙腺でおなじみの私も涙がこぼれそうだった。
すばるくんが脱退する直前のMステで「関ジャニ∞」とだけ書かれた白い布を背に赤い照明の中でNOROSHIを演奏する7人を思い出した。あー漢字とカタカナと記号のこのお世辞にも格好いいとは言い難い名前が、私は大好きだったんだよな…としみじみする一方で、今どういう意図でこの演出をしてるんだろう?とも思った。
夏のソロイベントで「”関ジャニ∞”が成仏してない感じがする…」と不満げに言っていた大倉くんだったから、このツアーの演出を担うにあたって何かしら「関ジャニ∞」に餞を送る展開はあるだろうとは思っていたけれど…と考えている間に次曲の『キングオブ男』のイントロが流れ出し、特効が爆発した。すると同時にモニターの「関ジャニ∞」の文字が一瞬にして「SUPER EIGHT」に。なんと「関ジャニ∞」を火薬と共に爆破させ、SUPER EIGHTに成ったのであった。
態とらしく涙を誘うこともストーリーを付してしんみりさせることもしない、なんて彼ららしい餞なんだろうと感動しながら、心臓は相変わらず早鐘のようだった。
4曲目の『無責任ヒーロー』のイントロが普段よりだいぶ長めにとられていた。
一部照明は点灯しているものの会場がほぼ真っ暗のままドラムの音だけが鳴り響く中、何の曲かわからないまま(初日なのでね)とりあえず手拍子だけは続ける観客。
いつものイントロが始まるとともに照明が点き、ステージ上には先ほどとはうって変わって明るい水色の衣装をまとった5人が。その変わり方があまりにも鮮やかだったため、客席からは感嘆の声が上がっていた。
3曲目までにエイトのシリアスな事情をすべて昇華させ、雰囲気を一気に変えるその間と演出が素晴らしかった。
センターステージで『あおっぱな』。踊っていた!
次の曲は『ズッコケ男道』。
センターステージに現れたポケバイと特攻服を現認した客から次々に上がる悲鳴。歓声じゃなくてあれは悲鳴だった。
ヨコのポケバイがまったく動かなかったのは福岡2日目だっけ?あれは普通に可哀想でしたね…。
最後、アウトロで一列に並んで踊るところまでちゃんとやってくれて、なんていうか、至れり尽くせりやな!と思った。
無責任・あおっぱな・ズッコケという聞き慣れたどころか正直耳タコ状態のこの3曲が、見せ方ひとつでこんなにも変わるのかと素直に感動した。
ブリッジのVTR。
ファンなら知ってる例のプリン事件をモチーフにしたスマートな映像。結局あれの犯人って誰だったんだっけ?内くんだっけ??
映像の質感が8UPPERSっぽいなとは見た人みんな思ったとは思うけど、初日は「いやーまさかね」感が強かった。「さすがにそれは無いでしょう!」っていう。
そのVTRの後半、突如電話のベルが鳴り、出動の準備をする5人。
モニターに映る黒のスーツ5着を見て「え、まさか本当に?」という空気が高まっていく。そして、そのまままるちゃんのソロショットへ。
映像が暗く細部まで見にくいもの手伝って、ここで「あ、やっぱり違うのかな?」と一瞬思わせた直後に面を被る映像でそれが確信に変わるあの演出、本当にニクいよね!客席からは驚嘆、悲鳴、泣き叫ぶ声があちこちから上がっていた。
『Oriental Surfer』が流れ出し、客席は半ばパニック状態。音が止むと同時に8UPPERSのロゴが映し出された瞬間、その日一番の歓声が客席から上がっていた。
『Jackhammer』のイントロが流れ出す。
8UPPERSツアーでこの曲が人気だったその理由の99%はオープニングで錦戸さんが煙草に火をつけて放り投げていたからだと個人的には思っている(残りの1%は落ちサビのすばるくんの地団駄)。
一人一人の顔がアップで映る中、”それ”が誰になるか固唾を吞んで見守る客席。
5人目のヨコが煙草に火をつけた瞬間、先ほど聞いた今日イチの歓声をはるかに凌駕する怒号のような悲鳴が客席から上がっていた。いいなー羨ましいなーと思ったのであった。
『浮世踊りビト』。
8UPPERSツアーのOPで全員がゴンドラから降りてステージに出てくるあの光景が強くて大好きだったな…と目の前を光景を見ながら当時のことを思い出す、そんな時間が今公演中には山のようにあった。ここも然り。
歌いながら移動する5人。まるちゃんだけ一足先にバクステに向かっていて、なるほど次の曲はバクステでやるんですねと思っていたところに流れ出した『アカイシンキロウ』のイントロ。客席からまたもや悲鳴が。(というか、初日に限り悲鳴は全曲毎度漏れなく上がっていた)
まるちゃん、めっちゃ踊ってるな〜と双眼鏡を覗いていたところ、突然目の前の小島に大倉くんが現れ素で仰反った。
私はPUZZLEツアーの、肉付きが良さそうな身体にも関わらずちゃんと踊りながらちゃんと歌うアカイシンキロウの大倉くん(24歳)が本当に大好きだったんですよ…と、当時と同じようにジュニアを従えつつしなやかかつ美しく踊る39歳の大倉くんを見ながら一人感極まっていた(ので、ほぼ大倉くんを見ていたこともありセンステでヨコヒナが踊っていることに気づいたのは東京になってからだった)。
バクステに5人が集まる。アカイシンキロウでいったん8UPPERSのセクションは終わったと思わせておいての『モノグラム』、いやーニクいよね!!
十八祭では待望の!的に披露しながらもお手振りに終始し、より一層溜まったモノグラム推し達のフラストレーションを一気に解消するかのような完璧なモノグラムだった。
一塁側小島近くから双眼鏡で上がっていくバクステを見ている最中、ちょうど照明がこちらの目に直撃して眩し過ぎてバクステ上を見られない時間があった。そのとき、14年前同じように上空のバクステを見た時に照明で目が眩んで苦しんだ思い出が一瞬でフラッシュバックして「あの時と同じだ…!」と前代未聞の感動を覚えたのでした。
…正直、この辺りくらいまでで既に、ツアー前に一介のファンが勝手に想像・妄想していた「〜だったらいいな」を遥かに超え続けていて恐怖ですらあった。
『夢列車』でトロッコ乗車。いい曲。最後はセンステに集まって、まるちゃんがAmbitiousを紹介。
Ambitiousコーナー終了後直後に始まるのは『Kicyu』。
PUZZLEのKicyu、8ESTのKicyu、そして十祭のKicyu。ヨコとヤスくんのファンじゃなくても、ファンなら当たり前に知っているし各々に思い出がある曲。イントロが流れた瞬間、ドーム内からは大歓声が。
曲が始まる直前、バクステに設置された謎の置物。勘のいい大倉ファンはこの時点で薄々気づいたはず。
『だってアイドルだもん』という2008年のソロコンサートのみで披露された問題作を16年の時を経て引っ張り出した忠義の、覚悟のパジャマパフォーマンス、しかと見届けてさせて頂きました。押忍。
音源もないし映像にも残ってないし、ソロコンも当時1回入ったきりの自分的には嬉しい選曲だったよ、くまちゃん。
たっちょんソロが終わって間髪入れずに始まるヤスくんのギター独奏。それが終わるとまるちゃんがベースを独奏。
今回のバンドセクションは、今までみたいな「今からバンドコーナーはじまりまっせ!」感が皆無で、その境目が曖昧なままぬるっと移行する感じが個人的には好きだった。なんか終始滑らかだった。その分、休む時間が無いから5人とも大変だっただろうなとも思うけど。
山田二人のセッション中バクステにドラムセットが準備されているのが見えた。設置し終わったタイミングでバクステに現れる大倉くん。ちゃんとパジャマから着替えていた。
その後にはじまる『Do you agree?』。これは絶対歌うだろうなと思っていた。始まりの曲ですからね。そしてイントロがかかった瞬間に上がる今日126回目の大歓声。
大倉くんのDo you agree?の箇所のペンライト問題に関しましては確かに若干思うところはありますが、ま、次の機会で活かせばいいかと存じます。
『強情にGO!』。イントロですばるくんががなっていたところはまるちゃんが。素直に「懐かしい!」と思った。
『Heavenly psycho』。そしてそして毎度上がる大歓声。
間奏のギターソロ、ヤスくんから錦戸さんになってそしてそれが20周年のタイミングでヨコになるなんて、想像すらしなかった。
大倉くんが軽く挨拶をした後に曲振り、そしてトロッコ移動開始。
とはいえ、さすがに初日はその「せーの」が『ワッハッハー』のそれだなんて気付けませんでしたよ。
ワッハッハーからの『イッツマイソウル』からの『cool magic city』。
クルマジなんてそれこそ20年前の曲なのに、客の手のフリが揃っていて圧巻だった。
MC。
ヨコがいろは節でグッときてしまって歌えなかったことに触れていて、開演前にちょうど20年前に撮った5人だけの写真がiPadに出てきて、それを見てしまったので余計に込み上げた…という言い訳。
あとは和菓子と、便器と排泄の話(…。)をしていた。
終演後、同行者が「今日、MCの内容だけいまいちでしたね」とこぼしていて笑った。
Ambitious3人が楽器を持ってきてアコースティックコーナー。初日だしやっぱりここで真弓くん来ちゃうよね〜と思った。
真弓「前髪切りすぎてオン眉み」←自己紹介
横山「前髪を切り過ぎんかったらええんちゃう」
真弓「大学生なんで実はもう前髪切り過ぎてないです」
の流れめっちゃ笑った。嘘ついてるやん。
『10年後の今日の日も』。十祭でも歌ったことを思い出して「あれから10年か…」とものすごくシミジミした。
この曲に限らず、こういう風に「あれから○年か」と思うその度に、いろいろあったけどここまで続けてくれて本当にありがとうという気持ちになったのでした。
2004年の8人の写真からはじまる、この20年間を振り返るVTR。
初日はあちこちから歓声、泣き声が聞こえてきたなぁ。
イッツマイソウルのジャケットとなぐりガキBEATの7人の写真が鮮明に映った箇所では特に大きい声が。
最後、いろんな画像が集まってクチビルマークになったところでは大きい拍手が。
初日はただ単に目の前の映像にグッときていただけだったのだけれど、「罪と夏」の通常盤のジャケットには毎回フフフとなりました。
『∞ o’clock』。
ここまでこんな至れり尽くせりなのに、この曲までやってくれるのか…と曲が流れ出した瞬間狼狽した。
しかも歌詞は全て新たに作り直されていて、「大倉くん、まだインスタント蕎麦とお弁当一緒に食べてるん…」と自担の変わらぬ食欲に涙腺を刺激された。
『前向きスクリーム!』。
事前にダンス動画を募集していたため、公演前から唯一セトリバレしていたこの曲。
この曲自体もともとあまり好みではないのもあって「ああ、例のアレね。」みたいな感じで見ていたのだけれど、終盤彼らと縁のある方々の前向きダンスが流れ出し、会場はまたもや大歓声に包まれていた。
とにかく、こちらの浅薄な予想や思考を軽々しく超えていく箇所がここに限らずたくさんあって、それらが裏切られる度に感動したのでありました。
モニターに大きく『四十路少年』の文字。その日509回目くらいの大歓声。
歌詞は適宜四十路っぽく変えられていて、秀逸な仕上がりだった。
特に大倉くんの「小鉢で腹パン」のくだりではつい先ほどインスタント蕎麦とお弁当を同時に食べていることをバラされていたことから余計にグッときてしまった。嘘ついてるやん。
最後の「俺(僕?)まだ30代…あっ」にその日516回目くらいの大歓声が上がっていた。
会場が暗くなって何やらガチャガチャ音が聞こえたかと思った瞬間に聞こえた「Limit」。
他の曲とは違い、会場全体から上がる歓声の中で明らかに局地的に泣き叫ぶかのような悲鳴が上がっていた『YOU CAN SEE』。
私自身は正直Aメロがはじまってようやく曲目に気づいたくらいだったのだけれど、近くの村上ファン、丸山ファンそして先の悲鳴の様子からして、二人のファンがこの曲のことをずっと待ち望んでいたことがよく分かった。
暗転後、メインステージでAmbitiousによるコンテンポラリーダンス的な舞いが。
序盤の効果音が『Water drop』のそれと同じだなと思いつつ、でもまあ違うのかなと思わせておいてのWater drop、超ニクいよね!!!
水のアーチの中で歌って踊る姿があまりにも2011年冬過ぎて、不思議な感覚になった。
からの『WASABI』。イントロが鳴った瞬間、その日911回目くらいの大歓声がドーム内で上がっていた。
ジャムでも47でも歌ったとはいえ私は衣装も含めて元気のWASABIが一番好きだった。その大倉くんがちゃんとソフトに残らなかったことを今も恨んでいる。
連れ去っちゃう大倉くんと、落ちサビのtornと、そのtornの周りで5人がヘッドバンキングする光景が大好きだったなーと思いながら見ていたところ、連れ去る大倉くんだけは相変わらずで、2024年もやっぱり最高👍となったのでした。
からの『Sorry Sorry love』。イントロで本日1126回目くらいの大歓声。
前後逆とはいえジャムを思い出させる曲並びなのもあえてやってんのかなーと思いながら、踊りまくる大倉くんを双眼鏡で凝視していた。
メインステージでヒナちゃんがグランドピアノを独奏、その後、ピアノに合わせて4人が『大阪ロマネクス』を歌い出した。
こんな光景が見られることも、10年前は本当に想像すらしていなかった。
落ちサビ後にジュニアマンションならぬオケマンションがお目見えするのだけれど、初日はそれに圧倒されたと共にアウトロが本当に感動的で、無意識のうちに涙が出てしまっていた。
ロマネが終わって間髪入れずに始まる『ツブサニコイ』。
すば亮が歌っていたAメロをすべて大倉くんが歌っていることに感動していると、次に歌い出したヨコの歌声があまりにも聞いたことがない声だったので「!?」と思いモニターを見たら、なんかもう、めっちゃくちゃに泣いていたあの横山さんが。
6月のJAM FES以来の『High spririt』。JAM FESではまるちゃんがブルースハープを吹いていたけれど今回はそれが無くて、初日はやっぱり「あ、無い」と思ってしまった。
さっきまで号泣してたヨコを思い出して「トランペット大丈夫?吹けますか??」と思ったけどそれは杞憂で、ちゃんと吹けていたので安心した。
『象』。
「10年後またここで会おうよ」が耳に届いた時、「ハンドマイクでこの曲を歌ったあの時からもう10年…本当に10年後も会えてるやん…」と、そんなしみじみする曲でもないのに、しみじみしてしまった。
演奏後にヨコが「おかわりいいですか?」と言ったので、先日のアリーナツアー最終日の記憶が蘇り「まさか今やった象をもう一度やる気…?」と一瞬思ったけれどそれは勿論勘違いで、はじまったのは『ズッコケ男道』だった。自分たちの名刺代わりの曲をアレンジ変えて2回やるの、ホンマにニクいよね!!!!
『“超”勝手に仕上がれ』。
これは別に初日の話ではないのですが、Aメロの最初のまるちゃんが歌うパートのドラムのリズムを毎回ちょこちょこ変えてくるのが最高に好きです。でも、丸山!後のベースソロのところは、ドラムの音があった方が個人的には良いかと思います。
仕上がれが終わって次の曲まで若干間があったのだけれど、初日は、例えば名前を叫ぶ人もおらず後半みたいにピアノが流れることもなく、ただ無音が続いていたのが印象的だった。みんな、この後何が始まるのか固唾を飲んで見守っている感じだった。
『LIFE』。これはフルで歌っていた。
節目節目で必ず歌っている曲なので今回も歌うとは思っていたけれど、個人的にこの曲は終盤のサビ前の大倉くんの声がちゃんと出るか毎度手に汗を握って見守ってしまうので、そのパートが終わるまで気が漫ろになってしまうのは否めない。
初日は、どうだったっけな…。
5人それぞれ一人ずつ挨拶。
ヒナちゃんの「20年前自分達がこんな風に音楽ができるようになるなんて夢にも思わなかった、ヤスくんが鍵盤に誘ってくれたから、音楽の豊かさを知れた」という言葉を受けてヤスくんが言った「村上くんが自分で頑張ったからやで」っていうやり取りにグッときた。
なぜかヤスくんの挨拶の途中でペンライトを消させられて揃いにくい台詞を言わせられるくだりがあって「なんじゃこれは」と思った時間があったのだけれど、その後マイクを通さず生声で「ありがとーう」と返してくれて、「なんなんじゃこれは(泣)」となったのであった。
ヤスくんの挨拶のあとは大倉くんだったんだけれど、またもや一塁側の小島付近から突然にゅっと現れたので周りも含めて普通にびっくりしてしまいそれを見た大倉くんに「いきなり現れたら驚くよね〜😁」と言われたりもした。
自分が演出して作り上げたこの公演のことを”僕らの20年の結晶のようなステージ”って表現していたのが本当に素敵だなと思った。
あと、この日の数多の客と同じく、公演中にふと過去のコンサートの一場面を思い出すタイミングが大倉くん自身もあったそうで「自分たちだけじゃなくて、ファンの人にとってもそれらがちゃんと思い出になってることが分かって嬉しかった」みたいなことも言っていて、嗚呼なんて格好いい人なんだと改めて思ったりもした。
途中、「前のグループの名前も公言したらあかんような感じになってるけど、19年、"関ジャニ∞"で頑張ってきました。」と言った途端大倉くんの目にみるみるうちに涙が溜まっていって、「悔しかった」と呟いてから何も喋れなくなってしまっていた。
その後、態とらしく「ガハハ」と笑って気を取り直して挨拶を続けていたけれど、なんていうか、この人は悔しかったり悲しかったりして泣きそうになるその度に、こういう風に紛らわせてきたんだということが容易に分かる仕草で、見ていて本当に胸が痛かった。でも、きっとこれが真に近い本音で、それがやっと聞けた嬉しさみたいなのもあった。
この日「(関ジャニ∞が)成仏できたというか、新しいグループ名も愛していけるような気がした」って言っていたけれど、もしかしたらこれも若干強がりだったのかもなと大阪公演が終わった今だからこそ思わないでもない。
大倉くんの挨拶で会場内が若干しんみりしてしまったからか、まるちゃんが最初から妙にふざけていて、「もう!この人は…!!」と。GR8ESTの時をまるちゃんを思い出してしまい、本当に愛おしい人だなと思った。
最後の挨拶はヨコだったのだけれど、照明が当たっても暫く何もしゃべられないくらいに号泣していた。
「今日のセットリストの曲の歌詞がぶっ刺さって…」と何回も言っていた。さらにロマネスクでピアノを弾いているヒナちゃんを見て余計に涙が出たとも。
「10周年まではすぐ見えた、でも15周年で続けるのは難しいのかなと思い始めて、15周年から20周年の間にはもうダメかなと思ったこともあったけど、頑張ってよかった」って涙をダラダラ流しながら言っていて、ヨコの頑張りを少なからず見てきて知っているからこそ、本当に良かったねと心から思った。
涙でぐちゃぐちゃになっている自分を省みて口にした「これ、あと7回もあるの…?」という一言には笑った。
予想通り、本編最後の曲は『LIFE GOES ON』だった。
相変わらずヨコは泣きっぱなしで、必死に声を絞り出そうとするもあまりちゃんと歌えない感じで、途中で他のメンバーに申し訳ないって感じで謝っていた。
アンコール。フロートカーでシングルメドレー。衣装はなんと2008年春のガウン。大倉くんがまだ沈黙のセクシーピッグの名を欲しいままにしていた頃のあれ。
個人的に『大阪レイニーブルース』が久しぶりに聞けたので嬉しかった。確かどっちかの日に「この曲はいつもマルがセトリに入れたがるけど全然入らなかった曲です〜」とかなんとか紹介されていた。良かったねまるちゃん。
最後は『軌跡とキセキ』。
この長丁場で拾い切れなかったあれこれを救済させつつ今公演の復習も兼ねたこの選曲、ニクいよね!!!!!
ヒナマルヤス大倉横山くん行くぞーのくだりは、他公演に比べてスムーズに進んだ(初日だからね)。
行くぞ後の映像に、あえてDye d?のリハーサル風景なんかがチョイスされていたのが、愛だなと思った。
徹頭徹尾、最高だった。
公演後、一番最初にSNSに吐露した感想は「大倉くん天才か!」と「オタクの妄想のようなセットリストだった」の二つだった。
勿論、今もそれは変わりません。
【2024年12月8日/福岡/PayPayドーム】
MCと挨拶を主に初日と異なった箇所をメモをもとに。(以下全て意訳)
<MC>
・ヨコが大内リオンくんのガオーにだだハマり
・福岡ドームの名前の変遷に戸惑う5人(ヤフードーム→ヤフオクドーム→PayPayドーム…結果「もう孫さんドームにすべき」とヒナちゃん)
・安田「エイター同士って皆お互い仲良くなりたいって思ってるじゃないですか」
大倉「人によるやろ」←最高
<挨拶>
村上「僕らだけ幸せになろうとは思ってない、僕たちを応援してくれる皆さんにも幸せになって欲しい」
「心からメンバーを誇りに思っている」
安田「(BGMを指して)これ、何の曲のオルゴールか分かる?(と言ってdesireの一節を歌う)」
「僕は、楽しくて仕方なくて幸せだから、涙が出る!俺らの20周年を祝ってくれてありがとう!これからもみんなと一緒に大きなステージにも立ちたいし、次の周年の時には大きな野外にも立ちたい!立てるまでもがいてやる!よっしゃ、俺は消える!(といってステージから走って消えた)(可愛い)」
大倉「周年だからいろいろ詰め込み過ぎてしまった。終演時間遅くなってしまったけど、皆さんちゃんと帰れる?(←ドリカム中村さんのあの騒動のこと、もしかして知ってる?)」
「皆さんがこのライブが良かったと思ってくれたなら、それは僕らのこの20年間の1年1年全てが素晴らしかったという証拠」
「セトリを考える作業は、この20年間の中からどの思い出を選ぶのかという作業だった。皆さんは、あれが聞きたいとかこれが聞きたいみたいなのもあったかも知れないけど、自分は、この思い出が良かった」
「この二十祭も、皆さんの大切な思い出に残っていって欲しいし、こんな僕らを見て生きようとする力になってくれるなら嬉しい」
丸山「今日の公演めっちゃ楽しかった!来られなかった人、すみません!」
「僕らじゃなくて皆さんがすごい!よくもまあ飽きもせず…」
横山「永遠なんて無いって突きつけられたこともあったけど、この5人ならそれを信じられるかもしれない」
「抜けたメンバーのことを応援してあげかったけど、やっぱり寂しかった」
「オカンが亡くなって自分が辛い時にそばにいてくれたのはメンバーだし、今ホテルの予約も厳しい状況なのに20周年だからって来てくれたのはファンの方だし(←そこ並立にしないで欲しい恐縮過ぎる)、辛い時に駆けつけてくれた人達を大切にしたいし、感謝してます」
LIFE GOES ONは、前日に引き続き、泣きじゃくるヨコは全然ちゃんと歌えていなかった。
本人も申し訳なさそうで、別にそれはそれで何も問題ないし大丈夫だし、他のメンバーも表情や仕草で大丈夫だよとヨコに伝えているように見えた。
アンコール。
軌跡のキセキのヒナヤスマル大倉横山くんのくだりは前日比8倍くらいの長さに。「何ー?」はホンマに言うたらあかん。
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…いや、我ながら、いくらなんでも長過ぎるな!
東京と大阪はまた後日に。