暇記

カキーン

GR8EST大阪公演を見にいったのでそのことについて綴る。

8月24日、25日、26日と大阪公演を見に行ってきた。

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名古屋公演から一ヶ月経ったこちらの現状はというと。
一ヶ月半前には能動的に見聞する気がまるで起きなかった7人の映像も音源も、普通に見れるし聞けるようになった。
すばるくんの歌声を聞くたびに「今もエイトにいてくれたらなぁ」と思わないこともないけれど、それはもはや無理な話であって、この歌声の人は確かに関ジャニ∞だったけれどもう今はそうではないのだということもちゃんと受け入れられている。そして、すばるくんがいないエイトが今後どうなるのか想像がつかないからこそ、6人のこれからが素直に楽しみだと思える。
なんというか、自分の中で6人のエイトと7人のエイトはまったく別のもので、それぞれが個々に存在し両立している…といったこんな具合である。
皆さんの現状は、如何?
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大阪初日23日の公演は台風で中止になった。
8ESTのことがあったので、振替公演は無くて当然と思っていたのだけれど、結果的に行われることになったのは本当に良かった。
しかも秋。うれしい。
暑いの、つらい。


24日。
私個人としては5公演目。でも6人の関ジャニ∞をこの日はじめて生で見るという人も勿論いたはずで、そしてそういう人はこれから行われるどの公演にも必ず居る。
その人たちも、私が札幌で感じたショックや寂しさや虚無感に近いものをきっと感じてしまうんだろう。
そして6人をもうある程度見慣れた人がいる一方で、最初の衝撃に直面している人が居ることもエイトはちゃんと理解している。だからこそ、ヨコも「いろんな感情が在るとは思いますがそれを僕らは全部受け止めます」とほぼ毎回口にするのだろう。
これから初日を迎える人も、周りの目を気にせず素直にショックを受けて(人に迷惑をかけない範囲で)思い切り泣いたらいいしむしろそれが然る可きだろうと、この日斜め前の人が終始号泣している姿を見ながら改めて思った。
…その他に印象的だったことといえば、衣装が淡い色から金色に変わったこと、ヒゲを生やしたまるちゃんがとても色っぽかったこと、安田くんがLIFEでメガネを外してくれたこと、そして安田くんの「生きていることが幸せ」という言葉くらいかな。


25日。関西限定CDデビュー日。
そのことをエイトもちゃんと踏まえていたせいか、雰囲気が若干違った気がした。
なんかこう、あたたかい感じというか包み込むような空気というか。ホーム=大阪だからっていうのもあったのかもしれないけれど。

最後の挨拶で、大倉くんはすばるくんの脱退について未だに納得していないそしてすばるくんが抜ける直前の番組ラッシュの時に自分が聞きたかった言葉が聞けなかった(意訳)と言っていた。
一方その当時のANNで大倉くんは「現段階ですばるくんが言えることの最大限を言っている」とも言っていた。だから、すばるくんがどの番組でも一定の型通りの挨拶に終始した点についてちゃんと理解はしていたんだと思う。
だけど大倉くんは、多分そういう理性的なものではなくて、すばるくんのもっと感情的で本質的な部分を聞きたかったし、それを聞いてケリをつけて、自分自身を納得させたかったんだろうなと挨拶を聞きながら思った。
でも、確かに言葉は聞けなかったけど、最後の関ジャムセッションでその核心を感じられた、20年一緒にやってきたからこそそれが分かったって。
フラフラの活動に否定的だった大倉くん、その数年後すばるくんのThe coversを見て「”うちの”ボーカルかっこええ」と誇らしげに語っていた大倉くん。
会見で言っていたように、これからも関ジャニ∞としてすばるくんと共に夢を見続けたかったんだろうな。


26日。
この24時間のあいだに何があったんだろう?と思うくらい、安田くんの動きが前日とは違っていた気がする。
もちろんまだ十分に動けてはいないけれど、跳ねたり、しゃがんだり、軽いステップを踏んだりと、札幌の時から考えると信じられないくらいにアクティブに見えた。

最後の挨拶で安田くんは、今回のことについて心配をかけてごめんなさいと謝っていた。その際の「謝ることじゃないかもしれないけど」という付言に、”安田くんが悪いわけじゃないんだから謝って欲しくない”というファン心理をちゃんと汲んでくれているのを感じた。

安田くんが手術にあたって入院していた時の状況や心境は、29日付に更新されたボク。を読むのが一番良いと思う。他でもない本人なんだもの、他者が要約した140字なんかより、彼から発せられるものが一番真に近いし正しいに決まっている。

しかしながら、私はエイトが6人になったことについて整理はついたものの安田くんのことについては正直まだ全っ然、心に整理がついていない。

札幌で安田くんは「病気をして良かった」と言っていた。その言葉の真意は前述のボク。に書かれていたことなのだろうけれど、それでもやはり…というか赤の他人だからこそ、私は手放しでそんなことは思えない。
安田くんが病気にならず、怪我もせず、メガネをかけなくても大丈夫な身体だったならばどれだけ良かっただろうと何度だって思ってしまう。
”神様は乗り越えられる人にしかその試練を与えない”とかそういうのはさあ、もういいよ。試練なんて与えてくれるなよ。神様ただの意地悪か。
あゝ、本当に世界は残酷だ。

ボク。の「(手術が)うまくいかなかったらこの世からいなくなるし」という一文を読んだ時、知らないうちに安田くんがこの世から居なくなってしまうかもしれない現実があり得たんだということに改めて気付かされて、あまりのショックにそれを読んだのが寝起き&朝4時台だったにもかかわらず涙がポロポロこぼれてしまった。
ファンとしては無理だけは絶対にしてほしくない。病や怪我を押して仕事をすることは美徳などでは決してない。あんな身体なんだから、コンサートにだって別に出なくても良かったのに。
でも、出ると決めたのは安田くん自身だしそこを否定してしまうのはファンとして一番間違っている気もする。気もするけど、ファンが彼に望んでいるのは”2018年夏にステージに立っていること”それだけではない。これから先何年も何十年もステージに立ち続けてくれて、何年も何十年も健やかかつ幸せで居続けてくれることなのである。
しかし、”2018年の夏に無理をしてでもステージに立つ”ことを決めたのは安田くん本人だし、そもそもこういう過度の心配や一方的な気遣い自体彼にとっては雑音で、煩わしいだけなのかもしれない…という、最早延々とそのループである。
ま、結局のところ赤の他人のいちファンがあれこれ思い巡らしたところでそれは悲しいかな不毛に過ぎないわけで、そんなことよりも目の前の楽しいことを全力で楽しむ方が健全であり正しい姿勢なのだろうと自分にそう言い聞かせながら、残りの公演も楽しもうと思います。

とにかく現実が、2018年8月31日午後8時30分この瞬間に安田くんが生きて歌っている慈悲深い世界で本当に良かった。
Mステの関ジャニ∞、最高でした。
安田くんの、関ジャニ∞のこれからがどうか素晴らしいものでありますよう、神様よろしくお願いします貴方は決して意地悪なんかではないはず。




…コンサートの備忘録のつもりが、安田くんについて吐露し神様に圧力をかける記事になってしまった。
とりあえず、東京公演でも大倉くんはHGのモノマネをやってくれるのか?それを楽しみにあと一週間日常を頑張ります。