暇記

カキーン

GR8EST札幌公演を見にいったのでそのことについて綴る。

GR8EST札幌公演に行って、6人の関ジャニ∞を見てきた。
正直いろんなことがまだまだ全然消化しきれていないのだけれど、何かで頭が更新される前に札幌で感じたことを書き残そう。


当然に、ネタはバレる。
ので、巨大小樽ビールをばらん的に挟んでおく。



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…でかい。





それまで結構平然としていたのに、開演前のGR8EST BABYによる注意事項のVTR(あれ、メンバーの誰かがアナウンスしてるのかな?)が流れ終わって開演まであと少しってなった時、急激に動揺し出した。
本当に今日すばるくんはいないのだろうか?冗談抜きで6人?ヤスくんはいる?大丈夫?と、コンサート前とは思えないくらい負の感情ばかりが押し寄せてきて、参った。


オープニングVTR、モニターに並んだ顔が6つだった。
ここまできてもすばるくんがいないなんて信じられないと思ってしまった。
”REBORN”という文字が印象的だった。
そうか、関ジャニ∞は生まれ変わるのか。


ステージにバンドセットがあってサウンドチェックも直前までしてたから、一曲目がバンド形態なのは予想がついた。やっぱりLIFEなのかな、と思ったりしていたのだけれど、始まったのは応答セヨだった。
7人として最後のシングル。コンサートで歌われたのは2017年9月10日の福岡公演たった1回だけで、バンドで披露されることは結局一度もなかった曲。
「すばる」という名前は周知の通り星(の集まり)の名前で、そんな名前を持つ人がいなくなって最初に歌うのが星に呼びかける曲って、どんだけドラマを盛り込んだら済むねんこのグループはと思いながらも、本当にエイトは6人になってしまったんだな…と目の前の光景にじわじわと衝撃を受けた。
周りには、泣いている人がたくさんいた。


バンド形態の曲のすばるくんが歌っていた箇所は大半を錦戸さんがフォローしていた。
多分歌う量は今までの二倍近くになっていたんじゃないだろうか。単純に相当な負担であっただろうに大したミスもなくやりのけていて、ああこれからはこの人が"関ジャニ∞のメインボーカル"になるんだなということを開始して早々に実感させられた。

あの曲もこの曲も、すばるくんが歌っていた箇所はすばるくんの声でしか再生されない。だから、違う人の声が聞こえたら違和感を覚えるのは致し方ないことで、それは見ていた客の全員がそうだったんだと思う。
そういう状況の中、そんな客の違和感をしばき倒すように歌う錦戸亮の「手のひらが背に触れた」の一節は本当に最高だった。
客席から感嘆の声が上がり、会場の空気が一変したのを肌で感じた。
見た人はきっと皆思ったことだとは思うけど、札幌公演の錦戸亮は本当に凄かった。もう「凄い」としか言いようがなかった。
凄まじい覚悟と責任を背負いながら、関ジャニ∞とそしてすばるくんのことも背負いながらあの場に立っているんだということが、見ていてあからさまに分かった。
これからの名古屋大阪東京福岡台湾公演がどんな感じになるのかは勿論わからないけど、この日の錦戸さんのことはきっとこれからも忘れられないと思う。

勿論すばるくんがバンド曲で歌っていた箇所の10割を錦戸さんが歌っていたわけではなく、当然他のメンバーも歌っていた。
特に印象的だったのはズッコケ男道。ヨコがマイクを持って、前面に出て来てメインボーカルとして歌い上げていた。
自分たちの代表曲ともいえるこの曲をこういう形にしようと決めたその経緯を思うと、素直に胸が震えた。

大倉くんはBJの1番Aメロをすばるくんに代わって歌っていた。ま、あの人もともと2番のAメロ歌ってるからね。
それにしてもBJは本当にいい曲だよね(皆までは言わない)。


私の中の安田くんの印象は、小さくて可愛い人。弾むように動く人。踊りが上手い人。
そういう意味では、この日の安田くんは今まで見てきた安田くんとはまったく違う安田くんだった。
ギターを弾いてる最中も極力体を動かさず、みんなが踊っている最中は手だけ動かす感じ。歩く速度もゆっくりだし、お辞儀すらまともにできない。
痛々しさを感じなかったといえば嘘になる。
でも、安田くんは見ている人からそう思われてしまうことをちゃんと承知した上でステージに立とうと決めたわけで、思うように動けない中でも出来る範囲で動いて、ちゃんと弾いて、歌って、手を振って、最後まで笑顔だった。その生き様を生業とする”アイドル”という仕事を、全力で全うしていた。
そんな安田くんのことを、5人はそれぞれ随所で気にかけていた。
ふとした時に安田くんに寄り添ったり、話しかけたり、遠くにいる安田くんに目線を送っている姿も公演中何回も目撃した。初日だし、それぞれ自分のことだけで十分手いっぱいなはずなのに。
でも、この人たちの強固な関係性を目の当たりにしながら、私は何故かすばるくんのことを思い出したりもしていた。

腰と胸を痛めてるわけなのだから大声を張り上げるのだってつらくないわけはないだろうに、安田くんはリップシンクすらすることなく、歌をほぼ完璧に歌い上げていた。
唯一歌詞を間違えていたのが、彼自身が作詞作曲した「わたし鏡」だった。…なんでや。


安田くんはわたし鏡。ヨコとまるちゃんはパンぱんだ、そして大倉くんは錦戸さんとtornを歌っていた。
イントロが流れた瞬間「まだやるんかtorn」とも思ったけど、まあ記念すべきtorn10周年だしね。
でもあの曲の醍醐味は後半の畳み掛けるようなわざとらしい接触にあるんだし、当時34歳と33歳だったヨコヒナを見習って34歳の錦戸さんと33歳の大倉くんがその点も忠実にやったとしてもそれはそれでアリだと思うよ。

ヒナちゃんはKINGだった。元気が出るLIVEでは6人をバックダンサーとして従えていたけれど、今回メンバーからは錦戸大倉の二人だけ。
安田くんが踊れないなら自分が踊ると言い切った二人が有言実行していた。

とはいえ、今回は踊る曲が本当に少なかった。当然安田くんがまったくもって踊れないことを配慮したからなんだと思う。
一旦中止が決定したにも関わらず、それでもと開催に踏み切った彼らが考えに考え抜いた結果であることがよく分かる構成だった。


バンド形態以外の時は、比較的まるちゃんがすばるくんの歌っていた箇所を多く歌っていた気がする。
そんなに音域が上下しないようなところはヨコとヒナちゃんと大倉くんが、高音や声量が必要なところは安田くん…と、パートの振り分けはかなり考えてされたのだろうなと思った。
だからこそ、たった一週間前のMステ・MUSIC DAY・関ジャムで、すばるくんが今まで通り自分のパートを歌っているのを側で聞いて、6人はいったい何を思っていたのだろうかと、そんなことを考えてしまったりもした。

すばるくんは名実ともにメインボーカルだった。歌う量だけじゃなくて印象的な一節もその多くを担っていた。
すばるくんの声の印象しかないあの曲のあの箇所はいったい誰が代わりに歌うんだろう?ということはきっと誰しもが考えていたことだろうけど、へそまがりの第一声はまるちゃんが、オモイダマの落ちサビはヤスくんが、それぞれちゃんとすばるくんの魂ごと引き継いで歌っていた。
でも、キングオブ男で錦戸さんと向かい合って握手し合う相手だけは唯一誰も引き継がなかった。いや、引き継げなかったのかもしれない。
グループのフロント二人によるあの一節は、京セラドームではじめて披露されたその時から最後まで、漏れなくすべてが最高だった。
そうかー、あの日USJで二人が手を握ったあの時が、本当に”最後”だったんだね。


6人全員が一人ずつ挨拶。
「すばるには負けない」とヨコ。
「始まるまで2割くらい不安があったけど、そんなことを思った自分がバカだった」とまるちゃん
「6人としてのスタートを見たいっていってくれた人がとても多かったと聞いた、開演前から盛り上げてくれてありがとう(=大きなエイトコールをありがとう)」とやけに数字や大きさに拘るそこはかとない株主視点が垣間見えた大倉くん
「webとかじゃなくて直接会えてよかった」と安田くん
「言いたいことは最初の方に全部言った」と錦戸さん
「このメンバーだから、グループだからこそ背負っていけるものがある」とヒナちゃん。
特に最後のヒナちゃんの挨拶からは、演者だけじゃなくて裏のスタッフの方々も相当大変だったんだろうなということが伺えて、グッとくるものがあった。

挨拶の時の大倉くんの表情が…充実感ともまた違うなんかあまり見たことないような顔をしている気がして、とにかく安堵に満ちていたのがとても印象的だった。
安田くんのことも含めて無事にここまで来れたことに心底ホッとしている様子だった。


本編最後の曲は大阪ロマネスクだった。
エイトの代表曲。ファンにとってもエイトにとってもものすごく大事な曲。今まで幾度となく歌われてきたし、幾度となく聞いてきた。
私はすばるくんの声からはじまる大阪ロマネスクしか知らない。でも、すばるくんはもういない。
歌い出しは、関ジャニ∞6人全員だった。
各々が歌う箇所も大幅に変更されていて、これからも6人は各々でこの曲を背負って歌っていくんだなと思った。


アンコール。
最後になって安田くんから「報告があります」と。
水を打ったように静まる会場。妙に間を置いてためる安田くん。
会場の空気が完全に止まる。そして私の前方にいた全員青色の安田くんファンの女の子は「え…やだ…」と言いながら今にも泣き出しそうだった。
まあ結局その報告は新曲が出るということだったんだけど、本人は見るからに満身創痍なのに突然客に対してサディスティックになって、なんかちょっとだけ安心した。
でも、決して無理はしないくださいね。はやく安田100%になるよう祈っています。

新曲はAメロを聞いた時点で「これ絶対にWANIMAやん」と思った。「仮にWANIMAじゃなかったら、絶対にパクリ論争起きるレベルでWANIMAなんだけど」という心配虚しく新曲はWANIMAからの提供曲だった。
全部歌い終わった後、安田くんからその旨ちゃんとお知らせありました。


その後は手を繋いで「最強で最高の関ジャニ∞」。
関ジャニ∞は6人になっても相変わらず最強で最高だった。




この目で見るまでは信じられなかったけど、関ジャニ∞は本当に6人になっていた。
6人は本当に格好よくて、たとえ6人でもそれは間違いなく私が好きな関ジャニ∞だった。強くて優しくて頼もしかった。6人でも絶対に大丈夫だと確信できた。

でも、それとすばるくんがいないことの虚無感はまた別のところにある。

当たり前だけど、最後まで会場のどこを見てもすばるくんの姿は無かったし一瞬たりともすばるくんの声は聞こえなかった。
言われる度に正直むず痒かった「eighter」という呼びかけもなかった。
つん裂くようなブルースハープの音もなかった。
フロートカーの上から心許なげに客に向かって手を振る姿を思い浮かべたりもした。
MC中に絶妙な間で入って来てスマートに笑いをとりそして皆でバカ笑いする様を恋しく思った。
7人を、恋しく思ってしまった。

すばるくんがいないことを実感するたび、本当に、どうしようもなく寂しかった。


でもこの寂しさは確かにすばるくんがいた証で、それは無理に消さなくても良いって彼らが言うから。
だから、もうしばらくこの寂しさを堂々と抱えて6人を見ていこうかなと思っています。

いつか舌先でその跡に触れることがなくなるその日まで。(※錦戸亮の"歯の例え"参照)