暇記

カキーン

2017年のことを軽く綴る。

コンサートが無い冬の過ごし方を忘れてしまった関ジャニ∞ファンの皆様、如何お過ごしでしょうか?

雪に気を揉む札幌ドームも首都地のイルミネーションの過剰さに気後れする東京ドームも毎回明らかに特別だったクリスマスinナゴヤドームもお屠蘇気分真っ最中のヤフオクドームも本当の意味での一年の締めくくり的京セラドームも無い冬なんて…と戸惑い絶望しながら私自身日常を過ごしております。

冬に関ジャニ∞のコンサートがないのは何時ぶりだろうと考えるに、2009年末には京セラドームでカウントダウンコンサートをしていたのでそれは実に8年ぶりであり、そりゃ大倉くんも年始にコンサートをやるような気分で大晦日のラジオに臨みお正月に出前はやっているのかをまず不安になった挙句その混乱するメンタルのなか唐突に鳥貴族を「親父の店」呼ばわりしたりもするよ。…いや、別に何も間違ってはいない。親父の店であり(株式を所持しているという点で)大倉くんの店でもある。
まあ何もない冬に多少の空虚を覚えるとはいえ、今年は一応建前上は年二回ドームツアーをしたことにはなっておりまた7人のうち4人が舞台をやったり、他にもフェス(※発音はフェ→ス⤴︎)やらドラマやら映画やら27時間テレビやら、こうやって振り返るとなかなか忙しくかつこちらも楽しい一年ではあったけれども、個人的にはヨコとヤスくんと大倉くんがほぼ同時期にそれぞれが各々日々全身全霊舞台に臨んでいたあの期間というのは、過去類を見ないほどに印象深くかつ感動的な日々となった。


「If or…」という舞台がある。
関ジャニ∞村上信五さんというかまあヒナちゃんが2009年から毎年続けている舞台で、”楽しい”を目一杯詰め込んだ村上信五という人間をたっぷり堪能できる純粋にとてもいい舞台。私も今年2月にサンケイホールブリーゼで鑑賞させていただき、その時のゴジラの手も今現在日々職場で愛用させてもらっていますありがとう。

長年イフオアの楽日に村上くんのファンがこぞって”舞台”という一つの大仕事をやり遂げた自担に感極まって饒舌になっているのが、端から見ていてとても微笑ましくまた羨ましかった。舞台にそして演者に思いを馳せたりそれを重苦しく語ったり、そういうのってやっぱり”担当”だから格好もつくし許容もされる。そういったおたくの醍醐味ともいえるような機会は、(薄味なドラマや映画にしか出ない)大倉くんのファンである自分には今後も無いことなのかなーと思ったりしていた昨今、まさかそんな日が本当に来るなんて。

蜘蛛女のキスの千穐楽のあの日、客席に背を向けつつガッツポーズをした大倉くんの後ろ姿を、それを見守る(ほぼ)大倉ファンで埋められた会場の空気を、終演後いろんな思いを抱えたファンが帰路についたりつけなかったりしていたグローブ座前の光景を、私はこれからも忘れないと思う。そして舞台それ自体やヴァレンティン&モリーナへの思い、そして大倉くん自身に対する重苦しい呟きがあちこちから洪水のように溢れ出していたあの光景に直面できた感動も。
そしてかかる感動はきっと、ジレッタを最後まで見届けた横山ファンにも俺節を最後まで見届けた安田ファンにもあったはず。お互いに本当おつかれさまでした、すばらしい(約)二ヶ月間でしたね!


今後大倉くんは舞台をするのかもしれないし、もしかしたらもう二度としないのかもしれない。現時点では何も分からない。いずれにせよ初主演舞台は一生に一度きりであり、32歳の大倉くんが演じるヴァレンティンはもう今後は絶対に見られないわけで、それを見初められかつ見届けられたこの2017年は実におたく冥利に尽きることばかりで、そんな一年が終わる今日を境に担降りしても何も後悔はないです。


…そんな戯言を遺して私は今からカウントダウンコンサートに行ってきます。
来年も、楽しいことがたくさんありますように。